憧れのマイホーム、理想の間取りを実現したいと考えている方へ。
空間を立体的に活用し、個性を際立たせる「スキップフロア」という選択肢をご存知でしょうか?
限られた土地を最大限に活用できるだけでなく、家族のコミュニケーションを促進する効果も期待できる魅力的な空間設計です。
しかし、その導入にはメリットだけでなく、注意すべき点も存在します。
今回は、スキップフロア導入におけるメリット・デメリットと、後悔しないための検討ポイントを解説します。
快適で、長く愛せる住まいを実現するために、ぜひ最後までお読みください。
スキップフロアとは、建築物の床の高さをずらして各階の中間に設置する空間のことです。
1階の半階上は1.5階、2階の半階上は2.5階などと呼ばれることもあります。
ビルや商業施設、マンション、戸建住宅など、様々な建物で利用されています。
高低差によって生まれる視覚的な変化と、立体的な動線は、空間をより豊かに演出します。
スキップフロアは、建築基準法における高さや面積に関する規定に影響を受ける可能性があります。
容積率計算において、一定の条件(高さ1.4メートル以内、かつ直下の床面積の2分の1以内など、自治体によって異なる場合があります)を満たせば、延床面積に算入されない場合があります。
この場合、固定資産税の軽減にもつながる可能性があります。
ただし、自治体によって規定が異なるため、事前に確認が必要です。
また、複雑な構造となるため、詳細な構造計算が必要となるケースが多いです。
スキップフロアは、高低差のある土地を有効活用したり、限られた床面積の中で実質的な居住空間を広げたりできるメリットがあります。
天井高の低いスペースを収納として活用することも可能です。
一方で、耐震性を確保するのが難しく、一般的な住宅よりも工事費が高くなる傾向があります。
また、段差が多いことから、バリアフリーとは相性が悪く、高齢者や小さなお子さんにとって危険な場合もあります。
空調効率の悪さもデメリットとして挙げられます。

スキップフロアは、一般的な住宅よりも設計や施工が複雑になるため、費用が高額になる傾向があります。
階段が複数必要になることや、特殊な構造材が必要になることなどが、コスト増加の要因です。
設計段階で費用を詳細に見積もり、予算とのバランスを考慮することが重要です。
また、外断熱・高断熱化による空調負荷の軽減なども費用に影響します。
スキップフロア導入を検討する際には、間取りとの整合性、耐震性、バリアフリー性、空調効率などを考慮する必要があります。
家族構成やライフスタイル、将来的な生活の変化なども踏まえ、設計段階から綿密な計画を立てることが重要です。
特に、耐震性については、専門家の意見を参考に、適切な構造設計を行う必要があります。
また、階段の位置や形状、手すりの有無なども、安全性と使いやすさを考慮して決定する必要があります。
・家族構成やライフスタイルに合致した設計になっているか?
・耐震性、バリアフリー性、空調効率は十分に考慮されているか?
・費用は予算内で収まっているか?
・施工会社とのコミュニケーションは円滑に進んでいるか?
・完成後のイメージを具体的に確認できているか?
これらの項目について、設計段階で十分に検討し、納得した上で導入を決めることが大切です。

スキップフロアは、空間の有効活用やデザイン性の向上に繋がる魅力的な住宅設計ですが、費用や安全性、使い勝手などを総合的に検討する必要があります。
建築基準法や容積率への影響、耐震性確保の難しさ、バリアフリーとの兼ね合い、コスト面など、注意すべき点は複数あります。
しかし、適切な計画と施工を行うことで、家族の暮らしを豊かにする空間を実現できます。
この記事で紹介した検討ポイントを参考に、後悔のないマイホームづくりを進めてください。
そして、専門家との相談を積極的に行い、理想の住まいを実現しましょう。
当社は、お客様に対し 「家族全員が健康で快適に笑顔あふれる住まい」を提供することを大切にしております。
また、当社ならではの家づくりの特徴として、3つのポイントがございます。
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3:風が通り抜け、光が差し込むパッシブデザイン
これらの強みを活かした家づくりでお客様の暮らしのサポートをいたしますので、お気軽にご相談ください。

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