2024/09/08

ZEH補助金はいつもらえる？もらえる条件や種類、金額を徹底解説！

これから家を建てる予定で、ZEH住宅に興味があり、補助金の制度を活用して少しでもお得に家を建てたいと考えているあなたへ。
この記事では、ZEH住宅の補助金について、もらえる条件、種類、金額、申請方法、スケジュール、もらえる時期について詳しく解説し、ZEH住宅を検討する上で役立つ情報を提供します。

□ZEH補助金とは？

政府が推奨するZEH住宅とは何か、ZEH補助金の概要、ZEH補助金のメリットについて説明します。

1:政府が推奨するZEH住宅とは

近年、国連で採択された「SDGs(持続可能な開発目標)」が注目されています。
SDGsには17つの目標がありますが、エネルギーや住宅関連についても複数の項目が設けられており、「住宅の省エネルギー化」が求められています。
そのような中、日本では「2020年までにハウスメーカー等が新築する注文戸建住宅の半数以上で、2030年までに新築住宅の平均でZEHの実現を目指す」という政策目標を掲げました。
この目標の達成に向けて、政府主導でZEH住宅には補助金制度などが設けられており、今後続々とZEH住宅が増えてくると考えられます。

2:そもそもZEHとは

政府はZEH住宅を推奨していますが、そもそもこの「ZEH」とはいったいどういったものなのでしょうか。
政府によると「外皮の断熱性能等を大幅に向上させるとともに、高効率な設備システムの導入により、室内環境の質を維持しつつ大幅な省エネルギーを実現した上で、再生可能エネルギーを導入することにより、年間の一次エネルギー消費量の収支がゼロとすることを目指した住宅」と定義付けられています。
分かりやすく解説すると、消費する電気等のエネルギーを太陽光発電等で創ったエネルギーでまかない、エネルギー収支がほぼ０になる住宅のことです。
ちなみにZEHは「NetZeroEnergyHouse」の略であり、後ろに「住宅」と付けるとHouseと意味が重複してしまいますが、本記事では分かりやすいように「ZEH住宅」と呼んでいます。

3:ZEH補助金とは

前述の通り、政府はZEHを実現している新築住宅の増加を目指しており、ZEHを新築する方や既築住宅をZEHへ改修する方に向けて補助金を交付しています。
ZEH補助金の金額はさまざまですが、数十万～数百万円にもなります。
またZEH住宅は補助金以外のメリットも多いので、住宅を建てようと思っている方はよくチェックしておきましょう。

4:ZEH補助金を受ける条件

ZEH補助金を受けるには、主に以下の条件をクリアする必要があります。
・3つの性能条件
・建築会社がZEHビルダー・ZEHプランナーであること

□ZEH補助金の種類と金額

ZEH補助金の種類、それぞれの条件、金額、公募方式、申請方法、申請スケジュール、ZEH補助金がもらえる時期について解説します。

1:ZEH補助金の種類と金額

ZEH補助金にはいくつか種類があり、それぞれ条件やもらえる金額が異なります。
・ZEH
・ZEH+
・次世代ZEH+
それぞれの違いについてよく理解しておきましょう。
なお、ここで紹介するのは2024年の最新情報になります。

2:ZEH

ZEH（ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス）とは、住宅の外皮の断熱性能を大幅に向上させ、高効率な設備やシステムを導入することで、室内環境の質を保ちながら、省エネルギーを実現する住宅です。
また、ZEHとして認められるためには、以下の条件を満たす必要があります。
1: 戸建住宅における『ZEH』の定義を満たしていること
2: SIIに登録されているZEHビルダーやプランナーが、建築、設計、または販売に関与している住宅であること

補助額は、通常55万円/戸が支給され、さらに追加の補助がある場合もあります。

3:ZEH+

「ZEH+」はZEHをより高性能にしたもので、求められる性能が高い分、補助金額も大きくなっています。
具体的には、以下の条件を満たすことが求められます。

1: ZEHの基本条件を満たすこと
2: さらに以下の2つの条件を満たすこと
Ⅰ. 省エネルギーの実現

• 省エネ基準から25%以上の一次エネルギー消費量削減を達成すること。

Ⅱ. 再生可能エネルギーの自家消費拡大措置を2つ以上導入すること。

• ❶ 外皮性能のさらなる強化
• ❷ 高度エネルギーマネジメント
• ❸ 電気自動車（PHV車を含む）を活用した自家消費拡大措置のための充電設備または充放電設備を導入

Ⅲ: SIIに登録されているZEHビルダー/プランナーが関与する住宅であること

• これにより、ZEH＋仕様の住宅が認定され、信頼性の高い性能が保証されます。

補助額は、1戸あたり100万円の補助が受けられます。
また、特定の条件を満たす場合には追加補助もあります。

4:次世代ZEH+

「次世代ZEH+」はZEHをより高性能化した住宅であるという点はZEH+と同様ですが、ZEH+が環境省管轄なのに対して、次世代ZEH+は経産省管轄です。
そのため環境省のZEH+とは導入する機器が異なります。

□まとめ

ZEH補助金は、ZEH住宅の普及を促進するため、国が提供している制度です。
ZEH補助金には、ZEH、ZEH+、次世代ZEH+の3種類があり、それぞれ条件や金額が異なります。
補助金を受け取るためには、一定の性能基準を満たす必要があり、建築会社がZEHビルダー・ZEHプランナーであることも条件です。
姫路の工務店Studio78はZEHビルダー・ZEHプランナーです。

ZEH補助金は、住宅の購入費用を抑え、環境にも優しいZEH住宅を実現するための大きなメリットとなります。
ZEH住宅を検討する際には、必ずZEH補助金についても調べてみましょう。

なお、当社では光と風を感じながら、長く安心して暮らせる住まいをお約束します。
お客様それぞれにあった、補助金の提案も行っているので、ぜひ補助金を活用したい方は当社へご相談ください。