マイホームを建てることを検討している皆様は、外壁材選びに頭を悩ませているかもしれません。
おしゃれで機能性の高い家にしたいけど、どんな素材を選べばいいのか、具体的な情報が不足しているのではないでしょうか。
今回は、そんな悩みを持つあなたに向けて、外壁材として人気の高い「ALCパネル」について解説していきます。
ALCパネルの特徴やメリット・デメリット、選び方などを詳しく説明することで、あなたが安心してマイホーム建築を進められるようにサポートします。
ALCパネルとは、軽量で断熱性・耐火性・耐久性に優れている外壁材です。
「ALC」は、”Autoclaved Lightweight aerated Concrete”の略で、日本語に訳すと「高温高圧蒸気養生された、軽量気泡コンクリート」という意味になります。
ALCパネルは、珪石、セメント、石灰、発泡剤などを混ぜて製造され、内部に気泡が多数存在することで、一般的なコンクリートの約1/4の軽さを実現しています。
軽量であるため、地震などの揺れにも強く、建物の構造にかかる負担を軽減することができます。
また、気泡が空気を含んでいるため、優れた断熱性を持ち、夏は涼しく、冬は暖かい快適な住空間を実現します。
ALCパネルは、高温高圧で蒸気養生されているため、耐火性に優れており、火災に強い外壁材として注目されています。
さらに、耐久性にも優れ、長期間にわたって美しい外観を保つことができます。
ALCパネルは、形状、厚さ、表面加工によって様々な種類が存在します。
それぞれの特徴を理解することで、あなたの住宅に最適なALCパネルを選ぶことができます。
・形状
ALCパネルの形状には、一般パネルとコーナーパネルがあります。
一般パネルは、外壁の側面部分に使われる平らなパネルです。
一方、コーナーパネルは、建物の四隅の角に使うL字型のパネルです。
・厚さ
ALCパネルの厚さには、薄型パネルと厚型パネルがあります。
薄型パネルは、35mm以上、75mm未満のパネルで、主に鉄骨造、木造の建築物に使われます。
厚型パネルは、厚さ75mm以上のパネルで、主に鉄骨造、鉄筋コンクリート造などの耐火建築物に使用されます。
・表面加工
ALCパネルの表面加工には、平パネルと意匠パネルがあります。
平パネルは、なんの模様もないパネルです。
意匠パネルは、ラインやチェック、凹凸などの模様が施されたパネルで、デザイン性の高い外壁を実現できます。
ALCパネルには、様々なメリットがある一方で、デメリットも存在します。
メリットとデメリットを理解した上で、ALCパネルを採用するかどうか判断しましょう。
1:軽量で施工がしやすい
ALCパネルは軽量であるため、施工が容易で、工期短縮に繋がります。
また、従来のコンクリートに比べて、搬入や設置が容易なため、人件費を抑えることができます。
2:断熱性・耐火性・耐久性に優れている
ALCパネルは、優れた断熱性、耐火性、耐久性を持ち合わせています。
断熱性が高いことで、冷暖房効率が向上し、省エネ効果も期待できます。
耐火性が高いことで、火災から家を守る安全性を高めることができます。
耐久性が高いことで、長期間にわたって美しい外観を保ち、メンテナンス費用を抑えることができます。
3:デザイン性が高い
ALCパネルは、様々な種類、形状、表面加工があり、デザイン性の高い外壁を実現することができます。
シンプルなデザインから個性的なデザインまで、あなたの好みの外壁に仕上げることができます。
1:吸水性が高い
ALCパネルは、吸水性が高いというデメリットがあります。
雨水や湿気を吸い込みやすく、放置すると劣化の原因となる可能性があります。
そのため、定期的なメンテナンスが必要です。
2:費用が高い
ALCパネルは、一般的な外壁材に比べて、費用が高い傾向にあります。
しかし、断熱性や耐火性などの性能を考慮すると、長期的に見てコストパフォーマンスが高いと言えるでしょう。
ALCパネルは、軽量で断熱性・耐火性・耐久性に優れた外壁材です。
様々な種類があり、形状、厚さ、表面加工によって特徴が異なります。
メリットとしては、施工がしやすい、断熱性・耐火性・耐久性に優れている、デザイン性が高いなどが挙げられます。
一方、デメリットとしては、吸水性が高い、費用が高いなどが挙げられます。
ALCパネルを採用するかどうかは、メリットとデメリットを比較検討し、あなたの住宅に最適な外壁材かどうか判断しましょう。
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