構造用合板は、建物の構造上重要な壁や床などに用いられる合板です。
地震に強い壁を作るために欠かせない素材と言えるでしょう。
しかし、構造用合板には様々な種類や厚みがあり、用途や選び方がよくわからない方も多いのではないでしょうか。
この記事では、構造用合板の種類や厚み、用途、選び方をわかりやすく解説し、ベニヤ板やコンパネとの違いも紹介します。
構造用合板は、木材を薄くスライスしたベニヤ板を何枚も重ねて、接着剤で圧着して作られた合板です。
ベニヤ板と比べて、厚みがあり強度が高いのが特徴です。
構造用合板は、ベニヤ板と比べて、強度が高く、耐水性や耐火性にも優れているため、建物の構造材として広く用いられています。
また、構造用合板は、ベニヤ板と比べて、寸法安定性に優れているため、変形しにくく、長期間にわたって安定した強度を保つことができます。
構造用合板は、ベニヤ板と比べて、価格が高く、重量も重いというデメリットがあります。
また、構造用合板は、ベニヤ板と比べて、加工が難しいという側面もあります。
構造用合板には、様々な種類があり、用途や強度、価格などが異なります。
代表的な構造用合板の種類としては、以下のようなものがあります。
・ラワン合板
・シナ合板
・桐合板
・LVL合板
構造用合板は、ベニヤ板とコンパネとよく混同されますが、それぞれ用途や特徴が異なります。
・ベニヤ板
ベニヤ板は、木材を薄くスライスした単層の板のことです。
構造用合板よりも薄く、強度も低いため、主に内装材や家具材として使用されます。
・コンパネ
コンパネは、ベニヤ板を複数枚重ねて接着剤で圧着して作られた合板です。
構造用合板と同様に、強度が高いですが、主にコンクリートの型枠として使用されます。
構造用合板を選ぶ際には、以下の点を考慮する必要があります。
・用途
・強度
・厚み
・価格
用途によって必要な強度や厚みが異なります。
例えば、壁の下地材には9mmの構造用合板、床の下地材には12mm以上の構造用合板が適しています。
構造用合板は、厚みによって用途が異なります。
厚みによって強度や重量が異なるため、用途に合わせて適切な厚みの構造用合板を選ぶことが重要です。
9mmの構造用合板は、薄く軽いので、壁の下地材によく使用されます。
また、釘ピッチを守ることで壁倍率を3.0以上にすることができ、地震に強い壁を作ることができます。
しかし、床や屋根の下地材として使用する場合は、上からかかる荷重に耐えられない可能性があるため、注意が必要です。
12mmの構造用合板は、壁、床、屋根の下地材として幅広く使用されます。
9mmの構造用合板では強度が不足する場合や、15mmの構造用合板では重すぎる場合などに適しています。
15mmの構造用合板は、主に床の下地材として使用されます。
床に使用する場合は、根太の上に構造用合板を貼り、その上にフローリングを施工します。
24mmの構造用合板は、床の下地材として使用されます。
準耐火性能のある構造用合板を使用すれば、根太を使わない工法で床を作ることができます。
根太を使わない工法は、施工が簡単で、床下の空間を広く使えるというメリットがあります。
28mmの構造用合板は、床の下地材として使用されます。
24mmの構造用合板よりも強度が高く、重厚感のある床を作ることができます。
構造用合板は、建物の構造上重要な役割を果たす素材です。
厚みによって強度や重量が異なるため、用途に合わせて適切な厚みの構造用合板を選ぶことが重要です。
この記事では、構造用合板の種類や厚み、用途、選び方、ベニヤ板やコンパネとの違いについて解説しました。
この記事を参考にして、構造用合板について理解を深めていただければ幸いです。”
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