吹き抜けのある家は、開放感や採光、風通しの良さなど、多くの魅力にあふれています。
しかし、小さなお子様や高齢者のいる家庭では、落下による事故のリスクも潜んでいます。
せっかくの吹き抜けを安心して楽しめるように、落下防止対策をしっかりと行いましょう。
吹き抜けは、リビングやダイニングを広く感じさせ、空間全体に開放感をもたらします。
また、太陽光をたっぷり取り込めるので、明るく開放的な空間を実現できます。
さらに、吹き抜けを通して、2階にいる家族の様子が分かりやすく、コミュニケーションが活発になるのも魅力です。
しかし、吹き抜けは、小さなお子様や高齢者にとって、落下による危険性も孕んでいます。
特に、小さなお子様は、好奇心旺盛で、大人の予想外の行動をとることがあります。
また、高齢者は、足腰が弱くなったり、視力が衰えたりすることで、転倒のリスクが高まります。
吹き抜けの落下防止対策には、様々な方法があります。
ここでは、代表的な対策方法と、それぞれのメリット・デメリットをご紹介します。
階段のサイド部分にガラスやアクリル板を設置することで、落下防止対策になります。
ガラスやアクリル板は、透明なので、開放感を損なわずに、安全性も高められます。
吹き抜け部分に、転落防止用のネットを設置するのも有効な方法です。
ネットは、万が一転落した場合でも、クッションの役割を果たし、衝撃を和らげます。
階段の手すりや2階の柵の幅が広い場合、小さなお子様や高齢者は、隙間から転落してしまう可能性があります。
柵の幅を狭くしたり、人が通れないように、柵の間に追加の支柱を設置したりすることで、安全性を高められます。
小さなお子様がいる家庭では、階段の入り口に落下防止ゲートを設置することも有効です。
ゲートは、お子様の年齢や身長に合わせて、高さや幅を調整できます。
また、開閉が簡単なタイプや、ロック機能付きのタイプなど、様々な種類があります。
吹き抜けの下に、家具を置く場合、落下防止対策として、家具の配置を工夫することが重要です。
例えば、背の高い家具を置く場合は、吹き抜けから離れた場所に置くようにしましょう。
また、家具の角が尖っている場合は、クッション材などを付けて、安全性を高めましょう。
吹き抜け部分には、十分な明るさを確保することが大切です。
照明を適切に設置することで、転倒のリスクを減らすことができます。
吹き抜けは、開放感や採光など、多くのメリットをもたらす一方で、落下による事故のリスクも潜んでいます。
小さなお子様や高齢者のいる家庭では、落下防止対策をしっかりと行い、安心して過ごせる空間を実現することが大切です。
今回の記事では、階段サイドのガラスやアクリル板設置、転落防止用ネットの設置、柵の幅を狭くするなど、具体的な方法とそれぞれの効果、注意点などを解説しました。
これらの対策を参考に、ご自宅の状況に合わせて適切な対策を行い、安全な暮らしを実現しましょう。
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